引っ越しで小学校を転校する時の手続きの流れを説明します。

転校手続きの流れは?

引っ越しの範囲で手続きが異なってきます。

引っ越しの連絡をした時にでも必要な手続きについてざっと確認しておきましょう。

また、同じ市内で学区が変わる場合は使用している教科書は変わらない場合がほとんどですが、政令指定などでは区毎で採用の適用範囲を区切っている場合もありますので注意が必要です。

書類のやり取りに関しては、子供に持ち帰らせてやり取りするか親が直接来校する必要があるかは学校の判断で異なります。

なるべくなら一ヶ月以上前に連絡するようにします。

自治体毎に手続きに若干違いが出る事がありますが、必要事項を正確に伝えて指示に従えば問題はありません。

同じ市区町村で転校する場合の流れ

同一市町村内の学区変更であれば教員同士の交流もありますので転校先の学校についての情報をもらったり、年度途中の引っ越しであれば学習の進度の差など、気になる点を伝えたりできますのでなるべく学校に行き、担任の先生と直接話す場を作ってもらいましょう。

1.転校する事を学校に伝える。

とりあえずは電話で良いので、転校を伴う引っ越しが確定した時点で早めに伝えます。

伝えなければならないのは以下の2点です。

  • 転出先の住所
  • 最終登校日

実務的な学校間の伝達は教頭先生が行っている事が多いので電話をかけた時に担任の先生が不在であれば教頭先生でも対応してもらえます。

後日かけ直すつもりでかけ損ねて結果として報告が遅れた、というパターンは避けましょう。

2.「転校届(転学届)」を学校に提出する。

用紙は学校にあります。

この書類には印鑑が必要です。

「転校確認書」を受け取ります。

この手続きが必要ない学校もあります。

3.「在学証明書」と「教科書給与証明書」を出してもらう。

今まで通っていた学校から「在学証明書」と「教科書給与証明書」を出してもらいます。

これは最終登校日に受け取ります。

4.市町村役場で転居届を出す。その際に前の学校から渡された書類を提出する。
転居届けの際、「在学証明書」と「教科書給与証明書」も持って行きます。

そして新たに役場から「入学通知書」を出してもらいます。

こちらの書類は「転入学通知書」「就学通知書」など名前が異なる事があります。
※同一市町村だと入学通知書は出ない場合もあります。

5.転校先に書類を提出する。

転校先に出す書類は以下の三つです。

  • 在学証明書
  • 教科書給与証明書
  • 入学通知書

提出に行く際、事前に手続きに行く事を電話で伝え、アポを取って置きましょう。

担当の先生が不在などで出直す事になると時間のロスになります。

他の市区町村に転校する場合の流れ

同一市町村内と流れが若干異なります。

一番大きな違いは「転出証明」と「転出学通知書」という書類が手続きに増えます。

引っ越し前

1.転校する事を学校に伝える。

  • 転出先の住所
  • 最終登校日

こちらを伝えますが、もし転出先の正確な住所が決まっていなくても転校する事だけは伝えておきます。

学校には決まり次第連絡する事で、転校先と連携を取ってもらえます。

2.「転校届(転学届)」を学校に提出する。

「転校確認書」を交付してもらいます。

3.市町村役場に「転出届」と「転校確認書」を提出する。

4.転出証明書を受け取る。

5.現在通っている学校に「転出証明書」を提出する。

6.現在通っている学校から「在学証明書」「教科書給与証明書」を出してもらう。

引っ越し後

1.引っ越し先で転入の手続きを行う。

ここで「住民票」を出してもらっておきます。

2.「住民票」「在学証明書」「教科書給与証明書」を提出する。

窓口は教育委員会になる事が多いです。

3.「転入学通知書」を出してもらう。

「就学通知書」など、名称は各地で若干異なります。

5.住所から、通学先の学校が指定される。

通学先が決定します。

転居前に元の学校などから転校先がどこになるか教えてもらえる場合もあります。

転校先に電話をして、手続きのためのアポを取ります。

6.転校先で手続きする。

「転入学通知書」「在学証明書」「教科書給与証明書」を持参して、転入手続きをします。

役所のホームページで流れを確認する

各自治体の管轄毎に転校の手続きの流れは異なります。

ここでは一例として多摩市の公式サイトを紹介します。

市内で転居するが学校は転校したくない場合や海外からの転入などの例についても解説があり、参考になるかと思います。

転校手続き等のご案内|多摩市

全ての自治体公式サイトに転校の流れを記載しているわけではありませんが、引っ越し先が決まったらとりあえずチェックしておくとよいでしょう。

手続きに必要な書類

同一市町村内での転校

必ず必要な書類
「在学証明書」→元いた学校からもらう。
「教科書給与証明書」→元いた学校からもらう。

※市町村によっては不要な書類
「転校届(転学届)」→元いた学校からもらって、元いた学校に提出する。※要印鑑
「転校確認書」→元いた学校からもらう。
「入学通知書」→役所に転居手続きに行った時にもらう。

市町村外への転校

「在学証明書」→元いた学校からもらう。
「教科書給与証明書」→元いた学校からもらう。
「転校届(転学届)」→元いた学校からもらって、元いた学校に提出する。※要印鑑
「転校確認書」→元いた学校からもらう。

「転出証明書」→引っ越し前の住所の役所から転出手続きの時にもらう。
「住民票」→引っ越し先で転入続きした時に申請する。
「転入学通知書」→引っ越し先の役所または教育委員会から交付される。

実際に手続きを行った人の体験談

ざっと流れを紹介しましたが、実際に転校手続きがどうだったか、体験談を紹介します。

Q&Aサイトの質問と回答の一例ですが、タイミングよってはクラス編成や教員の配置に関わるなど、色々な問題が発生するため早めに知らせて欲しい、という学校現場の事情なども解説されています。

小学校の転校手続き – 小学校 解決済 | 教えて!goo

転校の手続きは最短でどのくらいですませられるのでしょうか…- Yahoo!知恵袋

まとめ

  • 転校を伴う引っ越しが決まったらなるべく早く学校に連絡する。
  • 転校の連絡の時期はなるべく一ヶ月以上前から。
  • 同一市町村内と市町村外に引っ越すのとでは手順が異なる。
  • また、自治体によって手続きが異なる場合があるが、必要事項を正確に伝えて指示に従う。
  • 役所のホームページなどに詳細が記載されている場合があるので、引っ越し先の自治体の公式サイトもチェックしてみる。

【参考】

引越しでやるべきことを全部わかっていますか?やり残しがあると大変です。

こちら↓の「引越しやることリスト」が引越し準備に役立ちます。

【一覧】引越しやることリスト

※引越し1ヶ月前~引越し後2週間以内にやるべきことを一覧で説明しています。

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