引っ越しで固定電話を移転する手続きや解約する手続きを説明します。
固定電話の引っ越し(移転)にはどんな手続が必要?
現在では固定電話は色々な業者が参入しています。
サービスの提供範囲が限られている業者の場合は解約して新たにどこか別の業者と再契約する事なります。
ここではNTTの固定電話(アナログ回線)の引っ越し移転を前提に、引っ越しで行う手続きを解説します。
NTTに連絡する
居住地域によってNTT東日本とNTT西日本に分かれます。
どちらも引っ越しの手続きは同じで、それほど難しくありません。
電話の場合は「116」にかけて引っ越しする事を伝えて手続きします。
※NTTの固定電話からかける場合は「116」ですが、携帯や他社のIP電話などを使用する場合の番号は「0120-166-166」になります。
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最近はネットとセットで契約している事も多く、そちらを引っ越し後に使うかどうかなど電話で伝えると行きちがいも起きやすく話も複雑になりますのでwebから手続きする事をおすすめします。
居住地によって問い合わせ先が違いますので、間違えないようにして下さい。
一点、注意したいのはNTT東日本とNTT西日本は別会社となるため、東京から大阪、または九州から秋田など管轄外となる引っ越しの場合はまず現在契約している方のNTTに転出(廃止)の手続きをしてから改めて引っ越し先の地域を担当する方のNTTに契約の希望の連絡を入れる必要があります。
この「廃止」の手続きはwebでは行えませんので「116」か「0120-166-166」に電話をかける必要があります。
手続きには何が必要?
必要になる情報は以下の通りです。
- 電話の契約者氏名
- 現住所の電話番号
- 現住所と新しい住所
- 新住所での開通希望日
- 現在の支払いの方法
新住所を間違わないように控えを用意して連絡しましょう。
引越し日が決まったらできるだけ早く予約する
できれば一ヶ月くらい前から問い合わせしましょう。
引っ越し先に回線が来ているかどうかで、段取りや手数料が変わってきます。
既に使用されている回線がある賃貸住宅への引っ越しの場合などはNTTの局内工事のみで終わる事もありますが、新築などで回線が新たに設置される場合などはNTTのスタッフが現地に出向いての立ち合い工事が必要となります。
年度末などは引っ越しが多く混み合いますので都合のいい日程を押さえるためには早めに問い合わせする事をおすすめします。
電話番号って変わるの?
携帯電話は契約を解除しない限り番号をそのまま使えますが、NTTの固定電話の場合、局の管轄ごとに番号が割り振られています。
同一市内での引っ越しの場合は基本的に同じ番号を使い続ける事ができます。
ですが、収容局の関係で同一市内でも局番が異なるケースがあります。
その場合は同一市内でも変更になる事があります。
こちらも問い合わせはwebではなく「116」に電話をかける事になります。
引っ越しの機に電話を見直す場合は?
近年では1人に一台、携帯電話を持つ事を当たり前になって来ています。
フレッツ光回線など、ネットの方は利用していても固定電話はほとんど使っていないお宅も多いのではないでしょうか。
とはいえ、子供や高齢の家族のためや信用上の問題などから固定電話がないと困るという場合、料金が安くすむ方法もあります。
ひかり電話(光IP電話)という選択肢がある
フレッツ光を利用している場合、電話を通常の回線ではなく「ひかり電話」に変更する事で料金を安くする事ができます。
これは、通常の固定電話回線ではなく、インターネットにも使っている光ファイバー回線を利用したIP電話サービスです。
こちらに切り替えしますと固定電話料金、通話料共に格安になります。
固定電話の番号をそのまま移行できるナンバーポータビリティー(MNP)にも対応していますので、同一市内での引っ越しの場合でNTTからひかり電話に切り替えの場合はそのまま番号が変わらず使えます。
※一部例外あり
料金やプラン変更の申し込み、ひかり電話の詳細については東西NTTそれぞれのページで確認できます。
サービスの特長|ひかり電話(IP電話サービス)|フレッツ光公式|NTT西日本
ひかり電話を利用するに当たっては、以下の点で注意が必要です。
- 「フレッツ光」のいずれかのプランとセットでの契約となりひかり電話単独の契約はできない。
- 停電時は基本的に通話できない。(特殊な電話機で一定時間通話可能な場合もあり)
- 時報(117)や天気予報(177)などのNTT独自の電話サービスが利用できない。
※「110」や「119」と言った緊急時用の番号には繋がります。
また、通常の固定電話の加入権の休止手続きが必要になります。
NTT西日本の場合休止手続きした加入権の権利が消失する事はありませんがNTT東日本の場合、休止後5年目に更新手続きの通知が来ますので、継続の手続きが必要で、それを怠ると加入権が消失します。
また、休止期間が10年を超える場合はNTTから連絡はありませんので自分から連絡して手続きを申し出る必要があります。
一度光回線にしたならもう固定電話(アナログ回線)は不要だろう、と考えてしまいそうですが、家族構成が変わったりネットの接続がスマホなどの携帯キャリアがメインになって光回線を利用しなくなったりなど、今後の情報技術の変化なども相まって加入権が再度必要になるケースが出て来る可能性はゼロではありません。
休止にした加入権の管理を忘れないよう注意しておきましょう。
固定電話を解約する場合は?
引っ越し先では固定電話を使わない場合は固定電話の利用を止める手続きをします。
- 完全に加入権を放棄する「解約」
- 一時的に利用を止めるが再び同じ番号で利用する場合は「一時中断」
- 再度利用する場合は電話番号が変わる「休止」
「休止」と「一時中断」の違いは、休止はNTT東日本の場合、手続きなしで一定期間過ぎる解約扱いとなるが休止中は料金がかからないのに対し、「一時中断」は使用していない間も毎月回線使用料が加算されます。
電話会社に連絡すればOK
解約手続き自体も簡単です。
引っ越しの手続きと同じように「116」か「0120-166-166」になります。
東西どちらのNTTも「休止」の場合2000円、「一時中断」の場合2000~10000円程度(全て税抜き)の工事費が必要になります。
まとめ
- 引っ越しが決まったら「116」に電話する。
- 手続きに必要なのは契約者の氏名や電話番号などの情報で書類等の提出は必要ない。
- 回線を新設する場合は立ち合いが必要。立ち合いが無い場合でも一ヶ月前くらいに連絡しておく。
- 光回線の契約をしている場合、アナログ回線(固定電話)を休止してひかり電話にまとめると使用料金が安くなる。デメリットも数点あるので注意。
- 固定電話の解約も「116」に電話をすればOK
【参考】
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こちら↓の「引越しやることリスト」が引越し準備に役立ちます。
※引越し1ヶ月前~引越し後2週間以内にやるべきことを一覧で説明しています。
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