引っ越しのときに判断に迷うのが、作業員への心付け(謝礼・チップ)や差し入れです。
心付けは必要なのか、みんなはどうしているのかを説明します。
心付けって必要なの?
諸外国ではサービスへの対価としてスタッフにチップを払うのが当然のことですが、日本でいうチップや心付けはいわば「お気持ち」です。
すでに引っ越し業者に対価(引っ越し費用)を支払っている以上、さらに心付けを渡す必要はありません。
そうはいっても地域や世代によっては「引っ越しのときには心付けを渡すのがマナー」という考え方も根強く、実際にチップを渡した、差し入れをしたという話を周囲から聞くとどうするべきなのか迷ってしまうものです。
引越し業者は不要と言ってる
まずは大手引っ越し業者2社の回答を見てみましょう。
サカイ引越センター
その他 – よくあるご質問|引越しの見積もりは引越しの専業【サカイ引越センター】公式サイト
アート引越センター
「引越スタッフの方への謝礼は?」:お客さまから寄せられたご質問|引越し料金・費用の見積もりはアート引越センター
ほとんどの引っ越し業者はこのように「心付けは不要」と回答しており、大手業者の中にはチップや差し入れを受け取らないよう指導しているところもあります。
心付けを用意したときの反応はその現場の責任者にもよりますが、「チップを受け取ってもらえなかった」「規則だからと差し入れを断られた」というケースも見られます。
みんなはどうしてる?
引越し業者側は不要だと言っている心付け。
ですが公式HPでこのような回答を載せている以上、心付けを用意する人の数はまだそれなりにいることが想像されます。
もちろん心付けのあるなしで引っ越し作業スタッフの対応や仕事ぶりが変わることはありません。
ですが実際のところ、みんなは心付けをどうしているのでしょうか。
ネット上のみんなの意見、体験談を見ていきます。
アンケートだと半数が渡していない
「引っ越し業者へ心付けは渡す?」
引っ越し業者さんへ「心づけ」は渡す?「差し入れ」は出すべきか
このアンケート結果を見てわかるように、半数の人は心付けを渡していません。
また何らかの心付けを用意する場合も「現金派」と「差し入れ派」にほぼ二分されます。
みんなの意見:渡す人がいれば渡さない人もいる
こちらの口コミサイトでは、引っ越し時の心付けに関してさまざまな意見が交わされています。
引っ越し屋さんへの心付、渡しますか?いくら? : 生活・身近な話題 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
いくつかの意見をピックアップしてみると
- 親から忠告されたので当日に用意した
- ジュースやお茶を差し入れている
- 何度も引っ越し経験があるが一度も渡したことがない
- HPに心付け不要と書いてあったから渡さなかった
- 感謝の気持ちを込めてポチ袋(現金)を渡している
みんなの意見を見る限り、心付けとは「本人が必要と思うなら渡しても良い」程度のものだということがわかります。
渡す場合は?
引っ越し当日の作業スタッフは忙しく動き回っていますから、どんなタイミングで何を渡せば良いのかは以下を参考にしてみてください。
心付け=現金、飲み物、お菓子が多い
引っ越しのときの心付けは、現金をポチ袋に入れて渡すか、ジュースやお菓子を差し入れとして渡すかどちらかになります。
(現金の場合)
作業スタッフの人数分のポチ袋を用意して、その中に現金を入れます。
金額はジュース代~数千円という人が多いようです。
はっきりとした相場はありませんので、自分が負担に感じない程度の金額を入れましょう。
(差し入れの場合)
気軽に受け取ってもらいたいなら、現金ではなく飲み物やお菓子などを差し入れます。
ペットボトルのお茶やスポーツドリンクは、あまり好みも別れず、もらった人が好きなタイミングで飲めるのでおすすめです。
渡すタイミングは作業前・後どちらでも
せっかく心付けを用意するならお互い気持ちよく受け渡しをしたいものです。
作業前に「よろしくお願いします」と一言添えて渡しても良いですし、作業後に「お疲れ様でした」と渡すのも良いでしょう。
前述したとおり心付けのあるなしで作業員の仕事ぶりが変わることはありませんが、以降のコミュニケーションがとりやすくなることに期待して、最初の挨拶のタイミングで心付けを渡す人が大半です。
まとめ
- 心付けは基本的には不要
- 心付けを渡す人、渡さない人の割合は半々
- 現金派、差し入れ派(ジュース、お菓子)がいる
- 作業前、作業後、どちらのタイミングでもかまわない
【参考】
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こちら↓の「引越しやることリスト」が引越し準備に役立ちます。
※引越し1ヶ月前~引越し後2週間以内にやるべきことを一覧で説明しています。
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