生活に電気は欠かせません。
しっかり手続きを進めて引っ越し先でも当日から電気を使えるようにしておきましょう。
引っ越しが決まったらどうすればいい?
引っ越しのときに忘れずに行っておきたい手続きのひとつが電気の廃止・開始手続きです。
当然のことですが電気の契約と賃貸契約は別ものですから、引っ越しで部屋を引き払ったからといって自動的に電気の契約が解除されるわけではありません。
またその逆に、引っ越し先でも電力会社に申し込みをしない限り電気を使うことはできません。
特に注意したいのは、引っ越し当日から電気を使うためには事前に手続きを済ませておかなければいけないという点です。
ここでは引っ越しにともなう電気の廃止~使用開始までの一連の流れを見ていきます。
電力会社に解約の連絡を入れる
まず最初に、現住所で契約中の電力会社へ連絡して解約(廃止)の手続きを行いましょう。
手続き方法には電話、ネット、FAXなどがありますが、いずれの場合も以下の情報が必要ですので、「契約者番号」が書かれた検針票と新住所がわかるものを用意しておけばスムーズに進められます。
- 現住所
- 契約者名義
- 契約者番号(お客様番号)
- 転居地住所
- 料金の精算方法
こちらが主な一般電力会社の引っ越し手続きページの一覧になります。
(*この中にない新電力などと契約中の場合は、そちらの電力会社に直接問い合わせてみてください。)
- 北海道電力|電気の引越し案内ページ
- 東北電力|電気の引越し案内ページ
- 東京電力|電気の引越し案内ページ
- 北陸電力|電気の引越し案内ページ
- 中部電力|電気の引越し案内ページ
- 関西電力|電気の引越し案内ページ
- 中国電力|電気の引越し案内ページ
- 四国電力|電気の引越し案内ページ
- 九州電力|電気の引越し案内ページ
- 沖縄電力|電気の引越し案内ページ
またこちらは東京電力が運営しているサイトですが、対応事業者であればエリアを問わず引っ越しにともなう諸手続き(電気・ガス・水道・クレジットカード、保険など)を一括で行えます。
連絡はいつまで?
ほとんどの電力会社は引っ越し当日でも解約手続きを受け付けてくれますが、これは電話での申し込みに限られ、引っ越しが3月~4月の繁忙期にあたると電話そのものがつながりにくくなってしまいます。
ネット手続きは電気の廃止予定日1か月前から可能ですので、遅くとも転居・転出届などの提出タイミングに合わせて引っ越し1~2週間前に行っておきましょう。
料金の精算方法
解約月の電気料金の精算は
- 口座振替
- 振込用紙での支払い
- 引っ越し当日の現地精算
この3つの方法がありますので自分の都合に合わせて選びましょう。
現地精算の場合のみ、引っ越し当日に検針員がメーターを計測するタイミングに立ち会う必要があるのでこの点も考慮してください。
解約月の電気料金は「前回検針日からの電力従量料金」+「基本料金(日割り)」で計算されます。
もし解約手続きを忘れていた場合は、電気使用の有無に関わらず基本料金日割り分が加算されていくので注意しましょう。
引っ越し当日に立会はない
現地精算を希望する場合や一部のオートロックマンション、特殊な設備等を備えている場合をのぞき、ほとんどのケースでは引っ越し当日に立ち会いの必要はありません。
ただし最終電気料金は検針員が訪問した時点でのメーター値で決まりますから、電力会社には荷物の搬出完了や不動産業者の退去立会いが終わって完全に電気を使わなくなる時間を伝えておきましょう。
引っ越し先で電気を使うには?
ここでは新居で電気を使うための手順を見ていきます。
廃止手続きのように「引っ越し当日」では間に合いませんので、引っ越し前に必ず確認しておいてください。
電気の申込みを行う
引っ越し先が決まったら、新住所地エリアの電力会社で電気の開始手続きをします。
上であげたような東京電力、関西電力などの大手電力会社以外だけでなく、割安な新電力会社と不動産会社が提携していることもありますので、賃貸契約時にはこの点も確認してみてください。
大手電力会社の場合はポストや電力メーターの近くに電気開始申込み用のハガキが備え付けてありますので、引っ越し前に取りに行く余裕があればこれに「電気開始予定日」を記入して手続きをしましょう。
もちろんネットや電話、FAXなどでも電気の申し込みは行えます。
この機会に電力乗り換えを検討しても良いでしょう。乗り換えると電気代はけっこう安くなります。
⇒ ENEOSでんき
連絡はいつまで?
引っ越し直後から電気を使うためには、電話・FAXの場合は電気使用開始3日前まで、ネット手続きを利用するなら7日前までに電力会社に申し込んでおきましょう。
ネットでは電気使用開始日1か月前から申し込みを受け付けていますので、廃止手続きと同じタイミングですませておくのがおすすめです。
万が一引っ越し当日まで手続きを忘れていた場合でも電力会社に電話すれば対応はしてもらえますが、すぐに駆けつけてくれるわけではありません。
夕方や夜まで電気が使えないとなると引っ越し作業にも支障をきたしますので、必ず引っ越し当日朝から電気が使える状態にしておきましょう。
自分で新居のブレーカーを上げる
電力会社との契約が済んでいれば、新居のブレーカーを上げるとすぐに電気が使えるようになります。(通電作業が必要な電気温水器設備がある場合をのぞき、このときも立ち合いの必要はありません)
廊下や玄関付近に設置してある分電盤を開けると中にはたくさんのスイッチがありますので、
1.アンペアブレーカー
2.漏電遮断器
3.配線用遮断器
と左から順番に全てを「入」にしていきましょう。
*寒冷地では凍結防止装置を作動させるために、ブレーカーがすでに上がっている場合もあります。
まとめ
- 引っ越しするときは電気の「廃止」「開始」手続きがそれぞれ必要
- 電気の廃止手続きは1か月前~当日まで
- 電気の開始手続きは1か月前~3日前まで
- 現金精算を希望する以外は原則立ち合い不要
- 新居のブレーカーは自分で上げる
【参考】
引越しでやるべきことを全部わかっていますか?やり残しがあると大変です。
こちら↓の「引越しやることリスト」が引越し準備に役立ちます。
※引越し1ヶ月前~引越し後2週間以内にやるべきことを一覧で説明しています。
引越し代を1番安くする方法
引越し会社を探すなら絶対に5社以上から見積もりをとりましょう。
引越し料金は、会社によって大きく違います。5~10万円くらい違うことも珍しくありません。
見積もりを取るときに便利なのが引越し一括見積もりです。
引越し一括見積もりを使うと、下のメリットがあります。
- 一番安い会社が選べる
- サカイやアート、日通など大手が見積もってくれる
- 数分で申し込み完了
- 各社に連絡する手間がなくなる
ぜひ引越し一括見積もり↓を使ってみてください。かなり安くなるし楽です。