転入届を出さないと引越し先で行政サービスを受けることができません。
忘れずに手続きを行いましょう。
このページでは転入届に必要な書類や手続きの流れを説明します。
転入届の手続きの流れは?
引っ越しをするときは旧住所での「転出届」と新住所での「転入届」を両方出してはじめて住民異動手続きが完了します。
ここでは引っ越し後に行う転入届の流れを見ていきましょう。
ただし、マイナンバーカードや住民基本台帳カードを使って転出手続きを行っているなら転出証明書の提出は不要です。
■参考ページ
マイナンバー(個人番号)カードまたは住基カードで転入転出手続が簡素化されます(転入届の特例による転出入)|墨田区役所
提出先
転入届は転出届と違って郵送は受け付けていませんので、引っ越し先の市区区町村役場に直接届け出ましょう。
市民課や市民サービス課などの窓口は平日午前8時15分~午後5時までですが、休日や夜間窓口、出張所などを利用すればこれ以外の時間帯でも手続きを行えます。
詳しくは居住地の役場HPで確認してください。
必要な書類
転入手続きをするときは、以下のものを用意していきましょう。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 転出証明書(旧住所で発行されたもの)
- 印鑑
- 国民健康保険証(加入者のみ)
- 個人番号通知カードまたはマイナンバーカード(全員分)
同一世帯の中にマイナンバーカードを持っている人がいると転出証明書は発行されませんので、代わりに転入先の役所窓口で4ケタの暗証番号を入力します。
万が一暗証番号を忘れてしまった場合は、転出前に暗証番号の再設定手続きをすませておきましょう。
新住所は通知カードの場合は裏面に、マイナンバーカードの場合は表面にそれぞれ記載されます。
代理人も可能
転入届は転出届と同じく代理人申請も可能です。
その場合には、上の転出証明書などとあわせて
- 委任状
- 本人確認書類(代理人のもの)
- 印鑑(代理人のもの)
も必要です。
この場合の代理人とは、転入する人やその同一世帯の親族以外のことを指しますので、例えば配偶者や親、子供に代わって転入手続きをする場合には委任状は必要ありません。
14日以内に提出する
住民基本台帳法では、転入届は「新しい住所に住み始めた日から14日以内に区市町村に届け出ること」と定めています。
本来ならこの新しい住所に住み始めた日とは「転出届に記載した転出予定日」と同一になるはずですが、数日ずれる程度は問題ありません。
ただし過去の判例を見る限り「転入から数年経ってようやく届けを出した」などの悪質なケースでは過料(罰金)が発生する可能性は大いにあります。
これは少し極端な例ですが、転入届は引っ越しをしたら速やかに提出すること、遅くとも転出予定日から15日を過ぎる前に届け出ましょう。
転入届を出すと自動的に住民票の異動が完了する
市区町村外に引っ越すことを届け出る転出届、そして新たに市区町村の住民になることを届け出る転入届。
この2つの手続きをもって住民異動手続きは完了し、直後から住民票にも新住所が記載されます。
転入届以外に手続きが必要なもの(国民健康保険や乳幼児医療サービスなど)の申請漏れがあっても、役所からの通知が届くようになるのでこれでひとまずは安心です。
提出を忘れたら?出さないと自分が困る
場合によっては過料が発生することもあるというのはすでに説明したとおりですが、転入届を出しておかないとそれ以外にもいろいろ不都合が生じます。
まずは国民健康保険や各種福祉サービスなど、自治体が地域住民のために実施しているサービスが使えません。
もし前住所地で発行された資格証を使えば、あとあと公費負担分を請求されることになります。
また転出届を出したあと転入届を出さずにいると住民基本台帳上は「住所不定」扱いになり、車の購入や就職、就学に影響を与えかねません。
さらに住所不定期間中の地方税(市民税等)も、将来的には転入日時点までさかのぼってまとめて請求されます。
何か事情があって住民票を移したくないという場合は戸籍の附票・住民票に閲覧制限をかけることもできますので、まずは転入届を出すことを前提に区市役所の職員に相談しましょう。
まとめ
- 市区町村外に引っ越したら転入届の提出が必要
- 引っ越し当日~14日以内に提出する
- 転入届を出すと住民票の異動が完了する
- 転入届を出さないと自治体のサービスが受けられない
【参考】
引越しでやるべきことを全部わかっていますか?やり残しがあると大変です。
こちら↓の「引越しやることリスト」が引越し準備に役立ちます。
※引越し1ヶ月前~引越し後2週間以内にやるべきことを一覧で説明しています。
引越し代を1番安くする方法
引越し会社を探すなら絶対に5社以上から見積もりをとりましょう。
引越し料金は、会社によって大きく違います。5~10万円くらい違うことも珍しくありません。
見積もりを取るときに便利なのが引越し一括見積もりです。
引越し一括見積もりを使うと、下のメリットがあります。
- 一番安い会社が選べる
- サカイやアート、日通など大手が見積もってくれる
- 数分で申し込み完了
- 各社に連絡する手間がなくなる
ぜひ引越し一括見積もり↓を使ってみてください。かなり安くなるし楽です。