引っ越しの荷造りといえばダンボールが大活躍しますが、布団の場合はダンボールは使いません。

このページでは布団の梱包方法を説明します。

布団ってダンボールに入れるの?

布団はひとり分のものでも敷き布団・掛け布団・毛布があり、畳んでも意外と大きくかさ張ります。

それを全てダンボールに入れるのは難しいですし、そもそも布団が入る大きさのダンボールなんて見かけません。

では、引っ越しで布団を持っていく場合、何にいれたらいいのでしょうか。

ダンボールではなく専用の袋(布団袋)に入れる

布団はダンボールではなく、布団袋と呼ばれる専用の袋にいれましょう。

大きくてマチがしっかりある布団専用のものなので、敷き布団・掛け布団・毛布などの布団を一式詰めることができます。

入れた布団が中でズレたり、口が開いて汚れてしまわないよう複数の方向から固定することができる紐がついている商品もあります。

サイズも小さめのものと大きめのものがありますので、自分の持つ布団に合わせて選ぶこともできます。

荷物のボリュームを減らしたいのなら布団圧縮袋がおすすめ

・圧縮すればコンパクトに

とにかく大きくてかさ張りがちな布団ですが、ひとつの布団袋になるべく多く詰めて運びたいときは、布団圧縮袋がおすすめです。

布団用の圧縮袋はホームセンターなどで購入でき、掃除機で中の空気を吸い込んでコンパクトにまとめることができます。

ただし、羽毛布団は圧縮することで中のフェザーが潰れたり折れたりしてしまい、圧縮袋から出したときに元のようなふんわり感が失われることがありますので、できれば使わないことをおすすめします。

・圧縮しても重さは同じ

圧縮してコンパクトになったといえども、布団そのものの重量は変わりませんので、あまりひとつの布団袋に詰め込んでしまうと、こんどは重すぎて運ぶのに苦労したり、袋が重さで破損する原因になりますので、気を付けてくださいね。

布団袋ってどうやって手に入れる?

布団は専用の布団袋に入れることはわかりましたが、その布団袋はどこで手に入れればいいのでしょうか。

布団袋を購入する場合は、まずは引っ越しで持っていく布団の枚数を数えることから始めましょう。

普段使うものは何枚か、引っ越しで持っていくけど季節外ですぐは使わないものは何枚かを把握してから購入することで、無駄な出費も抑えることができます。

ホームセンターやニトリ、百均に売ってる

・保存用と運搬用がある

布団袋はホームセンター、生活雑貨や家具を販売しているニトリなどのお店、100円均一ショップなどで購入することができます。

ホームセンターなどでは「引っ越し用布団袋」等の名称で専用のものが販売されていることがありますが、ニトリなどのお店で販売している布団袋の多くは、布団を入れて保管しておく用のものになります。

中身の固定・持ち運びができるような紐がついていないものもありますので、自分たちで更に紐をかける等の工夫が必要になります。

・市販品は素材に注意

市販の布団袋は布団を保管するという特性上、不織布などのあまり丈夫ではない素材で作られている商品も多いので、布団を詰めすぎると持ちあげたときに重さで破れてしまう恐れがありますので注意してくださいね。

紐を追加でかけておくのは、運びやすくする目的だけでなく、布団袋を直接掴んで運ぶことで破れたりしないよう補助する目的があります。

・安価な布団袋は要注意

100円均一ショップで販売している布団袋は、ホームセンターなどで購入するものより価格が安い分、使用されている素材も薄く弱いものなので非常に破れやすいです。

使用する際は軽くて運びやすいものや、万が一破れて中身が出てしまっても洗濯が容易なものを入れるのがおすすめですよ。

引越し業者がくれることもある

引っ越し業者に頼むと、布団を運ぶ専用の袋がもらえることがあります。

1~2枚程度なら無料でもらえますが、それ以上の枚数になると袋の素材によってはお金を払って購入して欲しいと頼まれるところが多いので注意してください。

引っ越し業者によって、何度も使用できる丈夫な素材でできた布団袋を使用する場合もありますし、使い捨て用の布団袋を用意してくれるところもありますので、見積もり時に聞いてみると良いでしょう。

引っ越し業者によっては布団袋を持ってこないところもありますので、当日になって慌てることのないようあらかじめ確認しておくことが大切です。

布団の梱包方法

布団を運ぶ際には、きちんと畳んで正しく布団袋に入れることが大切です。

適当に詰めた布団袋はとても運びにくく、中で布団が崩れやすくなってしまいます。

こちらでは、布団を布団袋に入れる際の注意点や、きれいに詰める方法をわかりやすくご紹介します。

キチンとたたんでコンパクトに

布団は大きいものですが、きちんと畳んで綺麗に収納すれば、非常にコンパクトかつ運びやすい状態にまとめることができます。

布団袋の中で布団がズレたり崩れたりしないように意識して入れることが大切です。


こちらの動画では、サカイ引越センターが引っ越しに使う布団袋について紹介しています。

布団を入れたら動画のようにそれぞれを順番に結んでいくことでよりフィット感が増し、中で布団が動きにくくなります。

こちらの動画では、実際に引っ越し袋に布団を収納していく様子を見ることができます。

大きな布団の上に薄手の毛布等をあえてズラして置いていくことで、布団袋の高さが均等になり、まとまりよく収まっています。

使用している布団袋は業者専用のもののようですが、布団の収納テクニックは誰でも真似できますね。

布団を捨てる方法

引っ越しに当たり布団をいくつか処分しようと検討している方は、どのように捨てたらいいのでしょうか。

布団に使われているのは綿、羽毛、羊毛、化繊など燃える素材ではありますが、布団はとても大きいため、そのまま燃えるごみに出せないことが多いようです。

各自治体のルールに沿って処分する

・予約の上粗大ゴミへ

布団は、ほとんどの自治体で粗大ゴミとして回収しているところが多いようです。

あらかじめ粗大ゴミ収集センターに電話やメールで回収予約をし、コンビニ等取り扱い店で購入できる粗大ゴミチケットを購入して布団に貼り付け指定の収集場所へ運んでおきましょう。

・持ち込みもお得

布団以外にも粗大ゴミが多く出るようなときは、自分で収集センターへ持ち込みも可能です。

個別に粗大ゴミ回収チケットを購入するより安く済ませることができるので、持ち込みに使える大きな自家用車をお持ちの方は検討してみてもいいかもしれません。

・自力で処分はおすすめできません

布団はそのままだと粗大ゴミになりますが、自分でこまかく切って指定ごみ袋に入れれば、通常の燃えるごみに出すことは可能です。

しかし、布団にハサミを入れることは意外と難しく、とても労力がいります。

また、羽毛布団の場合、ハサミを入れたとたん中の羽根が部屋中に飛び散ることになり、そっちの処理のほうが大変です。

布団のみ郵送する場合は?

引っ越し荷物とは別に、布団だけ郵送したい場合はどうすればいいのでしょうか。

運送業者を使う場合の梱包方法や目安運賃をご紹介します。

郵便は専用の袋が必要

日本郵便では、布団袋そのままではなく、その上から更に梱包することを勧めています。

とはいえ、日本郵便に引っ越し部門がないせいか、ゆうパックには布団袋を包めるような大きなサイズの袋はありません。

圧縮袋でなるべく小さくまとめたものをダンボールに詰めておくるという方法になるでしょう。

日本郵便のウェブサイトで、荷物の大きさと住所で運賃を調べることができます。
運賃・料金計算(ゆうパック) – 日本郵便

ゆうパックの一番大きな荷物サイズは荷物の縦横高さの合計が170センチ以内になる170サイズになります。

たとえば、東京から大阪まで170サイズにまとめた布団を送る場合、荷物1つあたり2,250円になります。荷物の重さは30キロまでOKです。

ロネコヤマトは布団袋のまま送れる

クロネコヤマトの宅急便は、布団袋のまま荷物を送ってもらうことができます。

こちらは宅急便のサイズは超えてしまうため、大型家具家電の専用輸送便を使うことになります。

クロネコヤマトの大型家具家電の輸送についての運賃はこちらから参照できます。

大型家具家電の輸送 らくらく料金検索:ヤマトホームコンビニエンス

東京から大阪まで布団袋を送った場合、通常の布団袋はCランクというサイズになり、運賃は8,694円となります。

ゆうパックよりかなり割高にはなりますが、サイズは三辺合計で250センチまで送ることができますので、羽毛布団などの圧縮できない布団や、ひとり分の敷布団・掛け布団・毛布のセットを一気に配送してもらうことができるのがメリットです。

また、こちらの輸送便に重量制限はありません。

もちろん、圧縮させてサイズを小さくすれば運賃も安くなります。

まとめ

  • 布団は専用の布団袋に入れる
  • 布団袋は引っ越し業者にもらうか、ホームセンター等で購入可能
  • 布団を詰める際にはきれいに畳んで入れ方も工夫しよう
  • 布団を捨てるときは自治体の指示に従って粗大ゴミへ
  • 布団だけを送るときは布団のサイズによって運送業者を使い分けよう

【参考】

引越しでやるべきことを全部わかっていますか?やり残しがあると大変です。

こちら↓の「引越しやることリスト」が引越し準備に役立ちます。

【一覧】引越しやることリスト

※引越し1ヶ月前~引越し後2週間以内にやるべきことを一覧で説明しています。

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