引越し当日は、荷物の運び出し、家の引き渡し、移動など大忙しです。

やることを確認して1つずつ着実に消化していきましょう。

荷物の運び出し(引越会社への指示)⇒ 搬出の注意点

引越し料金の支払い⇒ 支払い方法

旧居の明け渡し⇒ 立ち会いの流れ

新居へ移動⇒ 移動でポイント

新居の鍵の受取り⇒ 受取りのポイント

新居へ荷物を運び入れる⇒ 運び入れのコツ

電気・ガス・水道の使用開始⇒ 使用開始の手順

荷物の整理⇒ 荷物の整理について

荷物の運び出し

引越し業者を利用するなら基本的に作業員がひたすら荷物を運び出すだけなのであまり指示することはありません。引越し業者はドンドン荷物をトラックに積んでいきます。

邪魔にならない位置で作業を見守りましょう。そして、搬出作業が完了したら積み残しがないかしっかり確認します。

作業時間は荷物の量によって違いますが、単身者(荷物少ない)なら1~2時間、家族(荷物多い)なら3~4時間くらいです。

大手の引越し業者は、荷物が多いときは人数を増やしてスピードアップを図るので引越し作業が1日かかるといったことはめったにありません。

作業時は人の出入りが激しくバタバタと忙しいですが貴重品などの自分の大事な荷物からは目を離さないようにしましょう。

最後に運び忘れがないかチェックしましょう。下の場所はチェックを忘れやすいので気をつけましょう。

  • 押入れ
  • 風呂場
  • 物置
  • 郵便受け
  • 自転車
  • 表札
  • トイレ
  • ベランダ

■参考ページ

引越し業者への心付け(謝礼・チップ)は不要

引越し料金の支払い

積み込み作業が終わったら料金を支払います。荷物量が見積もりのときと変わっていなければ、見積もりの料金を支払います。

支払いは基本的に現金です。クレジットカードで支払いたい場合は依頼する引越し業者がクレカ払いに対応しているかを、あらかじめ確認しておきましょう。

見積もりに入っていない荷物を持っていってもらう場合は、引越し料金も増えます。予想外の荷物が出てきたときのためにお金は少し多めに持っておきましょう。

旧居の明け渡し

荷物を運び出したら、次に今の住居を大家さんや管理会社に引き渡します。引越し業者の作業時間を考慮して立ち会いの時間を決めておきましょう。

運び出し作業が早めに終わったら大家さんに連絡して時間を前倒ししてもらう、運び出し作業に時間がかかる場合はもう少し後に来てもらうように連絡するといった対応を取ると時間を無駄にせずにすみます。

立ち会いでは部屋の状況確認、敷金返金の確認、鍵の返却を行います。

めったにありませんが敷金をめぐってトラブルになることがあります。借り主はドラブルに備えてどこまで負担するべきなのか知っておくと慌てずにすみます。

■参考ページ

賃貸アパートを引っ越しで退去するときの手順や抑えるポイント

新居へ移動

荷物の運び出し、大家さんとの立ち会いが終わったら新居に移動します。最後に忘れ物がないか確認しましょう。

市内の引っ越しなど近距離であれば特に考えることなく車や電車で移動すれば良いです。

しかし、遠距離の場合は引越し荷物の到着に1~2日かかるのできちんとスケジュールを組んでおく必要があります。

移動については、あらかじめ次のことを決めておきましょう。

  • 今の住居を出発する時間
  • 移動手段(電車、飛行機、フェリー、バスなど)
  • 新居に引っ越し荷物が到着する時間
  • 不動産屋から新居の鍵を受け取る時間
  • 途中の宿泊先(友人、知人、実家、ホテルなど)

新居の鍵の受取

事前に決めておいた時間に不動産屋に行き、新居の鍵を受け取ります。

鍵を受け取ったら新居に移動します。引越し業者が来る1時間くらい前に新居に到着し、余裕を持って引越し業者を待ちましょう。

新居についたら間取りの確認や空気の入れ替え、家具のレイアウト確認などを行って荷物を受け入れる準備を行いましょう。

引越し業者を待ってる時間でご近所に挨拶を行うのも良いです。引越しトラックの駐車や作業員の出入りについて断りを入れておくと良いでしょう。

ハウスクリーニングが行われている場合は、すでにきれいな状態ですし、これから荷解きで多少汚れるのでとくに掃除は必要ありません。

新居へ荷物を運び入れる

引越し業者が新居に到着したら荷物の搬入開始です。業者はドンドン荷物を運んでくるので荷物をどこにおいてほしいか指示してください。

とくに冷蔵庫や洗濯機といった大型家具はあとで自分で動かすのが、大変なのでしっかりと指示しましょう。

らくらくパックやおまかせパックなどの引越し業者に荷解きまでしてもらうプランの場合は、それぞれの荷物について指示しなければならないのでけっこう忙しいです。

あらかじめ家具や荷物のレイアウトをしっかりと決めておきましょう。

電気・ガス・水道の使用開始

新居に着いたら電気、ガス、水道の使用を始めましょう。使用開始の手続きは引越し前に済ませておきます。

電気の使用開始

電気の使用を始めるのに立ち会いはいりません。玄関や脱衣所などにあるブレーカーのスイッチを入れれば電気を使えるようになります。

ブレーカー
ブレーカーの写真

写真の左側からアンペアブレーカー→漏電遮断器→配線用遮断器の順にスイッチを入れていきます。住居によってはアンペアブレーカー(緑のスイッチ)を入れるだけで電気が入るところもあります。

電気 – 引っ越し時に必要な手続きと流れ

水道の使用開始

水道は特になにかをする必要はありません。立ち会いも不要です。

当日は蛇口をひねれば水が出てきます。

あとはインターネットで使用開始の手続きを行うか、家に備え付けてある水道使用開始申込書のハガキを水道局に送れば完了です。

水道 – 引っ越し時に必要な手続きと流れ

ガスの使用開始

ガスの使用開始には、ガス会社の係員の立ち会いが必要です。ガスの開栓作業を係員が行うので作業が終わるまでガスの使用はできません。

開栓作業ではガス漏れ確認、警報装置のチェックなどの安全点検を行います。作業時間は長くても10分くらいです。あまり時間はかかりません。

ガス – 引っ越し時に必要な手続きと流れ

荷物の整理

荷物の搬入が終わって一息ついたら荷物の整理収納を始めましょう。

引越し当日に全てを整理する必要はありません。すぐに必要なもの以外は数日かけて整理していきましょう。

その他にやること

引っ越しではこれ以外にもやることがあります。下のページを参考にしてください。

1. 引越し1ヶ月前にやること(引越し業者の予約や新居決め)

2. 引越しの1~2週間前までにやること(荷造りや役所の手続きなど)

3. 引越しの前日までにやること(掃除や冷蔵庫など)

4. 引越しの当日にやること(荷物の搬出、家の引き渡しなど)

5. 引越し後2週間以内にやること(転入手続きなど)

【参考】

引越しでやるべきことを全部わかっていますか?やり残しがあると大変です。

こちら↓の「引越しやることリスト」が引越し準備に役立ちます。

【一覧】引越しやることリスト

※引越し1ヶ月前~引越し後2週間以内にやるべきことを一覧で説明しています。

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